つー訳で、昨日言っていたホラー映画2本のレビューでも。

今回観たのは「喰らう家」と「少女生贄」の二本。
まずは「喰らう家」から。

・喰らう家
あらすじとしては息子を亡くした夫婦がその悲しみを忘れる為に田舎に引っ越したのだが、その家が呪われた家でした…的な、まぁありがちな流れ。
当然の様に近隣住民は何かよそよそしい態度で思わせ振りな事を言ったり。
まぁぶっちゃけその家はその地区の暗部みたいな所で、30年おきに生け贄を捧げなければ呪いが辺りを荒らし回り、大変な被害が出るのだそうな。
しかもその原因を作ったのがこの地元民なので救いようが無い。

それでなんやかんやあって、その呪いがてんで発動せず二週間の時が経ち、呪いが外に拡散する事を怖れた地元民が大挙してその家に押し入り、無理矢理生け贄にしようとするがドリフの様にその家に住む悪霊に全滅させられ、最後は息子の霊が守ってくれましたでおしまい。

まぁ特に可もなく不可も無くって作品ですねぇ…。
ホラーとして、やる事はそつなくこなしているとは思うけど、何か足りないんだよなぁ…終わり方の意味不明な所とか、あとはあの霊媒師風の夫婦と息子とその恋人ね。

ぶっちゃけあいつら要る…?

あとは黒焦げ悪霊一家が南斗聖拳並に腕が人体を貫通していたのはちょっと面白かったかな…。
結局コイツ等は何がしたかったのかは分からないが…(ホラーものでは珍しい事では無いと一応言っておく)

そして大事なのはパッケに書いてあるあの有名な書き文字「グゴッグゲゲェェェェ」は作品とは当然全く関係無いし、そもそも「喰らう家」ってタイトルも関係無いのがね(まぁそれは映画やDVDの日本版を配給した連中が悪いが)

ただ、Z級と聞いていたものの観れない作品じゃあ無いですよ。
オススメもしないけど。

そしてお次は「少女生贄」です。

・少女生贄
とある田舎の教会に赴任する為に引っ越してきた神父夫妻とその三人の子供たち。
引っ越し先の家も綺麗で、町の人達も親切…良い事だらけと思いきや、実はこの神父夫妻は町に古くから存在する「悪魔」の生け贄にされる為に連れてこられたのです!
そして長女以外生け贄にされておしまい(適当)

そんくらいしか言う事無いです(無慈悲)
つーか設定が「喰らう家」とそんなに違いが無いので、二連続で観て食傷気味だったからかも。
後半、次女が町の連中のせいで悪魔にとり憑かれるのですが、そこから逃げるシーンが本当に苦痛。
逃げるのか、残るのか、置き去りにするのか助けるのかハッキリしろや!!
車で移動してるハズなのに、足を引き摺りながらスローに歩く悪魔に簡単に追い付かれる所を見ると、10m走って悶着起こして、また10m走って悶着起こして…とかやってる様にしか見えない。
もしかしたらワープでもしてたのかもね(悪魔なら不思議は無いし、ジェイソンだってワープするし)
あと長男の止血とか後で良いだろ。
確かに重傷だけど、足を縛るだけで良くない?
緊急事態にクソ判断すんの止めろや。

それに村の青年も助けたいのかどうかハッキリしろよ。
最後はなんやかんやあって悪魔を町の人が封印しておしまい。

そもそも地獄の門を開いて悪魔をとり憑かせて何人かよそ者を殺して貰って、特に満足もしてない様子の悪魔を封印して…ってどういう展開なんだ!?
悪魔が一体どんな奴なのか、悪魔が何故誰かにとり憑かなければ行動出来ないのか、なんで町の連中が悪魔に生け贄を捧げなければならないのか、そんな大事な所が全く説明されないので観ててワケ分からんくなる事請け合い。

最後はまる投げエンドと隙は無いぜ。

あ、当然パッケに書いてある「ンボボボォォォ」は関係無いです。
邦題のタイトルが一応内容と一致している所は評価したい(タイトルとパッケと裏面の内容説明が全く一致しないのは珍しい事では無い)
個人的には喰らう家より酷いぞ。

何だコレは…たまげたなぁ…。

期待していたよりはつまんない訳では無いのが救いっちゃあ救いか。

コメント

Mzono
2016年5月1日21:28

B級ホラーの首をかしげる感はお約束、趣深いまである!!

武装紳士アルコ
2016年5月1日22:26

>Mzonoさん
B級は疑問抜きに楽しめるものが多いんですが、それより下回る作品は趣も何も無い事が多いんですよねコレが。
そんな事忘れさせてくれる程のインパクトがあれば良かったのですが…(悲哀)

ホラーって難しいですね。

風見
2016年5月2日22:26

だから、サメの映画にすればいいって風見はおすすめするんだよ!
サメなら外れでも意味不明でもサメ何で許せる。

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